【連載】MSP繁盛プログラム
本コラムは、実際にコンサルティングの現場で活用されている、最短で飲食店の売上を上げる方法『MSP繁盛プログラム』についての連載です。順番に実践していただけたらと思いますので、よろしければ最初からお読みください。
ウリの商品を作る5つのステップ_Step1 ウリの商品に育てる商品の選択基準(MSP繁盛プログラム#03)
【ざっくり言うと……】
- ウリの商品に育てる商品の選択基準
①コンセプトを体験してもらえる商品
②売れてる商品
③得意・売りたい商品
④オペレーションが軽い商品
⑤原価が低い商品- 少なくとも2つか3つの基準を満たす商品を選ぶことが大切。
ウリの商品に育てる商品の選択基準
ウリの商品をブラッシュアップ、
または新たに開発する際に、
既存の商品をどのような基準で選ぶのか、
実際にコンサルティングを行う際に
私が使っている考え方を紹介します。
- コンセプトを体験してもらえる商品
(例)焼鳥屋さんなら焼鳥関連の商品 - 売れてる商品
(例)オーダー数が上位、売上が上位 - 得意・売りたい商品
(例)シェフの得意料理、お客様にぜひ食べてほしい商品 - オペレーションが軽い商品
(例)提供が楽、注文が重なってもおまたせしない - 原価が低い商品
*ただし、お客様が満足する商品を選択する必要がある
1つ目の選択基準は、
「コンセプトを体験してもらえる商品」です。
例えば焼鳥屋さんであれば、
焼鳥関連の商品を
ブラッシュアップすることを考えます。
その焼鳥屋さんで
注文数の多い「つくね」を
ブラッシュアップしてウリの商品にする
などがこれに当たります。
2つ目は
「売れている商品」です。
ABC分析等を用いて、
売上の上位に位置する商品から見つけます。
POSレジのデータからオーダー数を集計し、
人気の高い商品を把握することから始めます。
3つ目は
「得意、もしくは売りたい商品」です。
料理長やシェフの得意な料理や
オーナーが力を入れたい商品を
見つけブラッシュアップします。
シェフが自信を持って
提供したいと思っている料理は、
お客様にも喜ばれる可能性が高いです。
4つ目は
「オペレーションが軽い商品」です。
オペレーションの効率性を考慮して、
提供がスムーズにできる商品から選びます。
注文が重なってもお客様をお待たせせず、
スタッフの負担を軽減できる商品を選択します。
5つ目は
「原価が低い商品」です。
ただし原価が低いだけでなく、
お客様が満足する品質の商品を
選択することが重要です。
お客様の満足度UPを考えつつ、
原価を抑えることで収益を向上させます。
これらの5つのステップを踏まえて、
メニューブックやデータを見ながら
ウリの商品候補を選択します。
すべての選択基準を完璧に満たすことは
難しいかもしれませんが、
私は少なくとも
2つか3つの基準を満たす商品を
選択することが多いです。
著:笠岡はじめ
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