【連載】MSP繁盛プログラム
本コラムは、実際にコンサルティングの現場で活用されている、最短で飲食店の売上を上げる方法『MSP繁盛プログラム』についての連載です。順番に実践していただけたらと思いますので、よろしければ最初からお読みください。
計画的な販促の仕組みを作る_①年間販促計画の立て方(1)年間の季節指数を見える化する(MSP繁盛プログラム#16)
【ざっくり言うと……】
- 飲食店の販促計画作成において、以下の3つの障害がある:
①年間販促計画の立て方がわからない。
②販促企画をどう立てればよいか検討がつかない。
③どんな販促ツールをつくればよいかわからない- 年間販促計画の立て方(年間の季節指数を見える化する)
①年間の季節指数を昨年の売上や客数で分析し、繁忙期と閑散期を見える化する。
②自身の店舗データを基に、忙しい時期と閑散な時期を確認する。
計画的な販促を作る上で飲食店がぶつかる3つの障害
計画的な販促の仕組みを作る上で、
飲食店がよくぶつかる3つの障害があります。
①年間販促計画の立て方がわからない。
②販促企画をどう立てればよいか検討がつかない。
③どんな販促ツールをつくればよいかわからない。
この3つの障害によって、
販促をしようと思っても途中で止まってしまい、
結局、販促ができない、間に合わないということを
現場で見てきました。
そこでこの3つの障害を乗り越えられるように、
どのようにすればよいかをお話していきます。
1.年間販促計画の立て方
それでは最初の障害、
年間販促計画の立て方がわからない方のために、
年間の販促計画を立てる方法を説明します。
(1)年間の季節指数を見える化する
まず去年やおととしの売上を見て、
売上ベースで季節ごとの客数の傾向を把握します。
基準月を決めて、
忙しい月は基準月の1.2倍など数値を出して、
下記のように繁忙期、閑散期を見える化します。
一般的には上記のように
12月や1月は忙しいですが、
2月になると暇になります。
春になると歓送迎会が増えて、
ゴールデンウィークに向けて忙しくなります。
そして、6月は閑散期になります。
地方だと特に夏休みの時期、
特にお盆がピークになるでしょう。
その後、
お盆明けは、また閑散期になります。
そして秋口から忘年会や新年会の時期に向けて
忙しさが増していきます。
ただし、お店によって状況は異なるため、
実際に自分のお店のデータをもとに、
どの時期が忙しく、どの時期が閑散なのか、
しっかりと見える化しましょう。
著:笠岡はじめ
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投稿者プロフィール
- 飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。
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