【連載】MSP繁盛プログラム
本コラムは、実際にコンサルティングの現場で活用されている、最短で飲食店の売上を上げる方法『MSP繁盛プログラム』についての連載です。順番に実践していただけたらと思いますので、よろしければ最初からお読みください。
ウリの商品を作る5つのステップ_Step2 選択した商品に3つ以上の五感を足す(MSP繁盛プログラム#04)
【ざっくり言うと……】
- 人がおいしさを感じるには「五感」と「情報」が大きく影響します。
- 売れる商品の公式=視覚+味覚+α
- 具体例を挙げていきます。。
売れる商品開発の公式
ここからは、
ステップ1で選択した商品を
ウリの商品に育てる方法についてお伝えします。
人が美味しさを感じるには、
単に味覚だけでなく、
「五感」と「情報」が大きな影響を与えます。
五感とは
視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚です。
売れる商品開発の基本は、
既存の商品に、
これらの五感を加えることです。
まず、売れる商品開発において大切なのは、
売れる商品=視覚+味覚+α(視覚・味覚・嗅覚・聴覚・触覚)
という公式です。
αには、
五感のどれか1つ、
もしくは複数加えていきます。
この公式を使うと
今まで商品開発をしたことがない人でも
アイデアが生まれてきます。
普通の商品を
ウリの商品にブラッシュアップするには、
その商品に3つ以上の五感を加えていくのですが、
加える五感のうち、
2つは決まっています。
それは「視覚」と「味覚」です。
メラビアンの法則というものがあります。
人と人とのコミュニケーションにおいて、
言語情報が7%、
聴覚情報が38%、
視覚情報が55%
のウェイトで影響を与えるという
心理学上の法則の1つです。
視覚が半分以上占めています。
料理においても、
視覚は非常に大切です。
飲食店は、
料理をお客様に食べていただく前に
「あ、おいしそう!食べてみたい」
と思ってもらわなければなりません。
それには、視覚情報が効果的です。
また、今は特に視覚情報である
「盛り付け」が良いと、
お客様がSNSに投稿して無料で宣伝してくれる時代です。
したがって、
「五感を3つ以上足す」の
優先度の高いものが「視覚」であることは、
ご理解いただけるかと思います。
また「味覚」についても、
飲食店なので優先度が高いのは当然です。
ただ味覚については、
どの飲食店でもおいしいものを
自信を持って提供しているので問題ないと思います。
多くの飲食店が、
商品をブラッシュアップする時に、
味覚は当然ですが視覚、
つまり、盛り付けを考えます。
ほとんどのお店の商品開発は、
この視覚の強化でおしまいです。
しかし、あなたのお店は
視覚と味覚だけでなく、
さらにあと1つ五感を足すので
他店より一歩進んだ商品になり、
看板商品・オリジナル商品を開発することが
可能になります。
では、具体的な例を挙げていきます。
【例1】
①視覚+②味覚+③視覚
の組み合わせであれば、
ナイフを入れた瞬間に肉汁が溢れる
大きいメンチカツを開発したことがあります。
大きいという視覚と味覚、
ナイフを入れたら肉汁がドバーッと出る瞬間を
見ることで新たな視覚的な刺激を加えています。
【例2】
①視覚+②味覚+③聴覚の組み合わせ。
例えば鉄板という視覚、
そして味覚、
ジュージューと音を立てながら提供される
ステーキ(聴覚)がこれに該当します。
その音と共に美味しい匂いが漂うことで
嗅覚も追加でき、
食事の楽しみがさらに増します。
【例3】
①視覚+②味覚+③嗅覚の
組み合わせで商品開発することもあります。
例えば、
あるクライアントの店では、
燻製の香りを揚物に加えることで、
盛り付けによる
視覚+味覚+食べる瞬間の燻製の香り(嗅覚)
を提供し、お客様に驚きを与えます。
実際の事例でも、
土鍋で提供される麻婆豆腐やとても大きな豚串等、
視覚と味覚に加えて
他の五感を活用した商品が成功を収めています。
このように
五感を意識的に3つ以上取り入れることで、
他店と比較できない、
あなたのお店のオリジナル商品、
そして、ウリの商品を開発できるのです。
著:笠岡はじめ
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