【連載】MSP繁盛プログラム
本コラムは、実際にコンサルティングの現場で活用されている、最短で飲食店の売上を上げる方法『MSP繁盛プログラム』についての連載です。順番に実践していただけたらと思いますので、よろしければ最初からお読みください。
ウリの商品を作る5つのステップ_Step4 『売れる商品名』を考える(MSP繁盛プログラム#06)
【ざっくり言うと……】
- 売れる商品名を考える5つのポイントとは、次の5つです。
(1)味・特徴がイメージできる
(2)食べる瞬間がイメージできる
(3)面白い・記憶に残る
(4)特徴を2つ以上組み合わせる
(5)生産者がイメージできる- すべての商品が必ずしも売れる商品名である必要はありません。商品名にもメリハリが大切です。
売れる商品名を考える5つのポイント
全ての商品に対して
必ずしも売れる商品名を付ける必要はありません。
なぜなら、商品名にもメリハリが大切だからです。
しかし、看板商品やウリの商品については、
その商品名を工夫して、売れる商品名を付ける必要があります。
売れる商品名を考える場合は、
以下の5つのポイントで考えると時短できます。
売れる商品名を考える5つのポイント
- 味・特徴がイメージできる
- 食べる瞬間がイメージできる
- 面白い・記憶に残る
- 特徴を2つ以上組み合わせる
- 生産者がイメージできる
これから一つ一つ説明していきます。
(1)味・特徴がイメージできる
1つめは、味・特徴がイメージできる商品名。
例えば、
「肉の惣菜と前菜のプレート」よりも
「15ヶ月熟成した無添加生ハムとスペイン惣菜の盛り合わせ」
といった商品の特徴や味を
イメージできるネーミングです。
(2)食べる瞬間がイメージできる
2つめは、食べる瞬間がイメージできる商品名。
例えば、
「国産豚の蒸ししゃぶしゃぶ」でも
注文したいと思う方は多いと思いますが、
さらに改善して
「朝採れ卵をからめて食べる蒸し豚のしゃぶしゃぶ」
にすると、
卵に豚肉をからめて食べる絵が想像でき、注文の確率が上がります。
(3)面白い・記憶に残る
3つめは、面白い・記憶に残る商品名。
面白い名前や記憶に残る名前は、
お客様の興味を惹きます。
実際にある名前ですが
「ようかんレバー」や「三度目の正直カレー」
また私自身が考えたネーミングですが
「まるでハンバーグのようなロールキャベツ」
「肉汁ドバー!一口で食べられないでっかい焼売」
「パフェになる長いソフトクリーム」等です。
(4)特徴を2つ以上組み合わせる
4つめは、特徴を2つ以上組み合わせる商品名。
商品の特徴を
2つ以上組み合わせるネーミングは、
他との差別化が図れます。
例えば、
「最高級のそば粉を使った日本一太いそば」というのは、
「最高級のそば粉」
「日本一太い」
という2つの特徴を組み合わせています。
(5)生産者がイメージできる
5つめが生産者がイメージできる商品名。
商品の名前に
生産者の情報を取り入れることで、
商品の信頼性や地産地消といった
価値アピールができます。
例えば
「農家直送!無農薬じゃがいものコロッケ」
のように生産者がイメージできるネーミング、
さらに「岡崎山田農園さんのじゃがいも」等、
生産者が分かるネーミングも有効です。
お客様が料理を食べる前に、
商品名から、その商品の魅力や特徴を伝え、
お客様に興味を持ってもらうことで、
注文していただける確率が上がります。
これらの5つのポイントを活用して
ぜひあなたのお店のウリの商品の
売れる商品名を考えてみましょう。
著:笠岡はじめ
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投稿者プロフィール
- 飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。
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