このやり方だと売れる商品開発がしやすくなる！？〜4時間でコロッケが600個売れた商品開発の方針

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【このやり方だと売れる商品開発がしやすくなる！？〜4時間でコロッケが600個売れた商品開発の方針】

先日、とあるクライアントから電話がありました。

「笠岡さん、聞いてください。
　キッチンカーの本番、１日目。
　10時に販売開始して、
　14時に600個、完売しました！」

いやー、とても嬉しかったですね。
一緒に大喜びです。

何を売ったかと言うと、
コロッケです。

で、そのコロッケですが、
売れるために、

コロッケという商品に
「個性」や「差別化」の「種」を
植えなければなかなか売れません。

だから笠岡もいろいろと考えました。

お店もいろいろ差別化を考えながら
試作をして、

かなり良いものができたのですが、
さらにブラッシュアップするために、
私が出した方針は

「特徴 ✕ 特徴 ✕ 商品名で開発しよう！」

です。

例えば、

・揚げたてコロッケ（特徴１つ）

よりも

・お店で手作りしてる
　揚げたてコロッケ（特徴２つ）

の方が売れそうじゃないですか。

特徴を２つ（以上）つけられるようにして、
さらに他店が真似しにくい事を考えました。

お店もいろいろ動いてくれて、
いろんな縁があって、
地元のじゃがいも農家さんと
繋がることができ、そのじゃがいもを
分けてもらえるようになり、

・地元のじゃがいも農家さん直送の
　じゃがいもを使ったコロッケ

と言えるようになりました。
特徴は１つです。

さらに、どうやら、そのじゃがいもは、
なんと無農薬で作っているとのこと。

そこで、

・地元の農家さん直送の
　無農薬じゃがいもを使ったコロッケ

と言えるようになりました。

特徴２つです。

そして、現時点では、

・地元の農家さん直送
　無農薬じゃがいもを使った
　地元老舗飲食店のコロッケ

とブランディングしています。
（特徴３つ）

もちろん、キャッチコピーや商品名は
このままの表現ではありません。

そして、まだ「種」の段階なので
これから育てていきます。

商品開発って、料理の技術力は
もちろん必要ですが、

それよりも大切なのは、
お客様がほしい商品を作ることです。

商品開発には

美味しいものを作って
お客様に食べてもらうのではなく

お客様が食べたいものを
美味しく作る

という考え方が必要なんです。

そして、食べたいと思ってもらうためには
明確なキーワードが必要であり、

お客様が欲しい商品をつくるために、
1つの特徴ではなく2つ以上の特徴を
かけ合わせた商品名を考えて、
それに商品開発を寄せていく。

このやり方だと、
商品開発がしやすくなります。

このあと特徴をもっとブラッシュアップ
したり、バリエーションを作って
それぞれの特徴をどうつけていくかを
考えていきます。

そして、さらに強くするために
次の段階を考えています。

それは商品にストーリーを付加すること。
その話はまたそのうち。

・
・
・

と、

こんな感じで業態を作りながら
商品開発について一緒に考えたりして

「あーでもない」
「こーでもない」

と言いながらお店の事業モデルを
お店と笠岡で一緒にブラッシュアップしています。

また、そのうち、後日談を話すかもしれません。

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ飲食店コンサルタント／販売促進士

飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」（販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス）、「売れまくるメニューブックの作り方」（日経BP社）、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」（同文館出版）等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。