先日、メニューリニューアルをしたイタリア料理店。
このお店も絶好調。
昨年は、平日の売上が約2倍に、週末の売上は元々忙しかったこともあり、1.2倍くらい売上が伸びました。
こんな感じで売上が伸びるには、いろいろと理由があるのですが、その理由の1つが、季節ごとに新商品。
季節商品ではなく、新商品です。
3ヶ月前から3ヶ月後に新商品投入という形で動くのですが、
1.目的を決める
→客単価アップ、オペレーション改善、集客…
2.過去3ヶ月の振り返りをする
→注文傾向の変化、上手くいったこと、失敗したこと
3.目的にあった商品を開発し差し込みメニューで投入する
→まずはテストマーケティング
4.結果を分析
→ちゃんと数字で振り返る
5.収益UP商品ならグランドメニューへ
→さらに売上・利益が上がるメニューにブラッシュアップ
というサイクルが続きます。
さらに、グランドメニューに投入した後、それらのメニューがどうだったか、定期的に分析するのですが、このサイクルを回すうちに
「ん?このメニュー、いつ投入したっけ??」
「遡って調べるのめんどくさい…。後回し…」
という問題が起こり始めました。
そこで、彼らは考えて、商品番号の付け方を改善したのです。
例えば、通常は、こんな感じでやります。
カテゴリ番号+商品番号
しかし、このお店は、
カテゴリ番号+商品投入年月+カテゴリ内商品番号
にしました。
カテゴリ番号が01
商品投入年月が1912
商品番号01
であれば、011912です。
これにより、商品分析の時に、いつからというのがすぐに分かるので、どのように出数が伸びたのか、伸びなかったのか、が、すぐにわかるようになりました。
少時間で確実に分析ができ、新商品投入や商品入れ替えのスピードと精度が上がったのです。
で、
今日伝えたいことは、「このような商品番号をつけよう」ということではありません。
普段当たり前に使っているもののルールを少し変えるだけで、その後、永続的に楽になる。
そんなことって、案外たくさんあります。
あなたのお店にはありませんか?
ちょっと考えてみませんか?
笠岡@飲食店繁盛会
]]>投稿者プロフィール
- 飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。
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