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【連載】MSP繁盛プログラム

本コラムは、実際にコンサルティングの現場で活用されている、最短で飲食店の売上を上げる方法『MSP繁盛プログラム』についての連載です。順番に実践していただけたらと思いますので、よろしければ最初からお読みください。

計画的な販促の仕組みを作る_③販促ツールを作る(2)デザイン事例で解説〜タペストリ/チラシ/季節メニュー事例〜(MSP繁盛プログラム#24)

【ざっくり言うと…

  • 販促ツールの掲載項目は共通点があります。それは、次の8つ。
  1. キャッチコピー(つかみ)
  2. 内容(メインコンテンツ)
  3. お客様の行動につながる情報
  4. 価値情報(こだわり等)
  5. 信頼情報(メディア掲載、第三者のお墨付き)
  6. 安心情報(お客様の声、店長の挨拶等)
  7. 証拠情報(証拠写真や実証できる数字)
  8. お客様のメリット(ここでしか食べられない等)
  • タペストリのデザイン事例解説
  • チラシのデザイン事例解説
  • 季節メニューのデザイン事例解説

販促ツールの掲載項目を事例で解説②

では、ほとんどのお店で用意すべき販促ツールについて事例で解説していきます。掲載項目の参考にしてください。

販促ツールの掲載項目には共通点がある

実は掲載項目には共通点があります。
基本の掲載項目を下に記します。

  • キャッチコピー(つかみ)
  • 内容(メインコンテンツ)
  • お客様の行動につながる情報
  • 価値情報(こだわり等)
  • 信頼情報(メディア掲載、第三者のお墨付き)
  • 安心情報(お客様の声、店長の挨拶等)
  • 証拠情報(手作りしているなら手作りの写真や実証できる数字)
  • お客様のメリット(◯◯円安い、ここでしか食べられない、一品多い等)

販促ツールやその目的によって
掲載されるものが異なります。

これらの情報がどのように掲載されているかを
事例で確認して、
あなたの販促ツールに何を掲載するかの参考にしてください。
販促ツールやその目的によって
掲載されるものが異なります。

これらの情報がどのように掲載されているかを
事例で確認して、
あなたの販促ツールに何を掲載するかの参考にしてください。

③タペストリ事例

左のタペストリは、業態認知を一番の目的としています。メイン看板を変えると費用が高くなる時はこのようなタペストリで代用することがあります。

また、真ん中のランチのタペストリのように、今すぐ客に訴求するタペストリ、そして、右のタペストリのように、遠くからみてもらう内容(沖縄酒場食堂と大きい写真のメニュー)と足を止めてもらう情報(文字のメニュー等)と2つの機能を持たせています。

タペストリの掲載項目の基本は、POPと同じ三部構成(①キャッチコピー(つかみ)、②内容、③お客様の行動につながる情報)です。

例えば、入口の横にタペストリを掲示してお客様を入口に誘導しているなど、行動につながる内容がすぐ分かる場合は、POPと同様、二部構成になることもあります。

  • キャッチコピー(漁港直送鮮魚・釜めし・個室宴会=業態認知)
  • 内容(料理の写真)
  • お客様の行動(店内の写真/お持ち帰りできます)
  • キャッチコピー(ランチ、オトクな6つの980円ランチ)
  • 内容(ランチの各メニュー)
  • お客様の行動(ご飯大盛り無料!ワンドリンク付き!平日17時まで!)
  • キャッチコピー(沖縄酒場食堂=業態認知)
  • 内容(各種メニュー、店内の様子)
  • お客様の行動につながる内容(電話番号、毎日営業中、営業時間

④チラシ事例

事例はオープンちらしです。同じようなテーマの両面チラシの場合は、表面はつかみ重視で一番伝えたいメッセージが1秒でわかるようにして、裏面で詳細をお伝えしましょう。

【表面】

  • キャッチコピー(桜丘町にOPEN!!)
  • メインイメージ(主要料理の写真)
  • お客様の行動につながる内容(クーポン)
  • 信頼情報(ホイさんとは?)
  • 価値情報(スープのこだわり)
  • 安心情報(フォーとは?)

【裏面】

  • 内容(ランチ・ディナーメニュー)
  • お客様の行動につながる情報(店舗情報)

ポスティングをする場合は、できるだけ費用対効果を良くするため、表と裏で違うテーマにすることもよくあります。

  • キャッチコピー(戸島一番ぶり祭り)
  • 内容(各種メニュー)
  • 価値情報(旬の寒ぶり、とろけます!脂のってます!)
  • キャッチコピー(人気焼肉299円フェア)
  • 内容(各種メニュー)
  • お客様の行動につながる内容(期間限定・ご奉仕価格・お刺身再開)

事例は、表面は、クーポンをつけて普段遣いの来店キッカケの創出。裏面は、宴会の案内。人手不足の場合は、求人情報だけでは、チラシ代が回収できないことが多いので、表面は売上を上げるための内容、裏面はスタッフ募集の内容でポスティングします。

⑤季節メニュー事例

季節メニューの掲載項目は、店内での利用がほとんどのため、1.フェア・イベント名と2.メニュー内容の二部構成が基本です。できれば、メニューの中で、どれが主役でどれが脇役かわかるようにすると良いでしょう。

  • キャッチコピー(イベント・フェア名:戸島一番ぶり祭り、とろけます!脂のってます!)
  • 内容(各種メニュー)
  • キャッチコピー(イベント・フェア名:人気焼肉299円フェア)
  • 内容(各種メニュー)

著:笠岡はじめ

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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