先日のクライアントの話し。笠岡が同席していた時に、店長になりたいスタッフが幹部にアピール。
「店長になりたいです。店長になったら、今のお店のFLを基準より☓☓や●●で最低2%落とすことができます。そして、●●やXXをやって売上をもっと伸ばします。」
モチベーションとやる気がとても高い子です。いいじゃないですか!こういう子、僕は好きです。たぶん、数いるスタッフの中でも成果を出してくれることでしょう。
でも、話をじっくり聞いた幹部が一言。
「あなたが店長になったら、お店をどんな店にしたいですか?」
と。
店長になりたいスタッフは、予算達成のことを真剣に考えていたので、この質問に上手く答えられませんでした。
すると幹部。
「あなたの言っていることは、技術的にFLを下げることができて、技術的に売上を伸ばすことができるという話。確かに、あなたの技術力から見ると、実現出来る可能性が高いと思います。」
「でも、技術は、やる気があれば、早いか遅いかという話で、他の社員でもできるようになる。そして、お店は、ひとりでは、まわらない。」
「あなたが、どんな店にしたいか?これを明確に“言葉”にすることによって、他の社員やアルバイトがあなたに付いてくると思うんです。」
「だから、私は、どんな店にしたいかを大切にしています。もう一度そこを考えて、また来てください。」
と。
そうです。人は言葉についてくる。長くついてくるには、その言葉通りの行動も必要。でも最初は言葉。
あなたはどんなお店にしたいですか?何がやりたいですか?
ぜひ言葉にしてそのうち笠岡に教えてください(笑)
笠岡@飲食店繁盛会
]]>投稿者プロフィール
- 飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。
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