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【連載】MSP繁盛プログラム

本コラムは、実際にコンサルティングの現場で活用されている、最短で飲食店の売上を上げる方法『MSP繁盛プログラム』についての連載です。順番に実践していただけたらと思いますので、よろしければ最初からお読みください。

計画的な販促の仕組みを作る_③販促ツールを作る(2)デザイン事例で解説③〜ショップリーフレット事例〜(MSP繁盛プログラム#25)

【ざっくり言うと…

  • 販促ツールの掲載項目は共通点があります。それは、次の8つ。
  1. キャッチコピー(つかみ)
  2. 内容(メインコンテンツ)
  3. お客様の行動につながる情報
  4. 価値情報(こだわり等)
  5. 信頼情報(メディア掲載、第三者のお墨付き)
  6. 安心情報(お客様の声、店長の挨拶等)
  7. 証拠情報(証拠写真や実証できる数字)
  8. お客様のメリット(ここでしか食べられない等)
  • ショップリーフレットのデザイン事例解説と掲載項目チェックリスト

販促ツールの掲載項目を事例で解説③

では、ほとんどのお店で用意すべき販促ツールについて事例で解説していきます。掲載項目の参考にしてください。

販促ツールの掲載項目には共通点がある

実は掲載項目には共通点があります。
基本の掲載項目を下に記します。

  • キャッチコピー(つかみ)
  • 内容(メインコンテンツ)
  • お客様の行動につながる情報
  • 価値情報(こだわり等)
  • 信頼情報(メディア掲載、第三者のお墨付き)
  • 安心情報(お客様の声、店長の挨拶等)
  • 証拠情報(手作りしているなら手作りの写真や実証できる数字)
  • お客様のメリット(◯◯円安い、ここでしか食べられない、一品多い等)

販促ツールやその目的によって
掲載されるものが異なります。

これらの情報がどのように掲載されているかを
事例で確認して、
あなたの販促ツールに何を掲載するかの参考にしてください。
販促ツールやその目的によって
掲載されるものが異なります。

これらの情報がどのように掲載されているかを
事例で確認して、
あなたの販促ツールに何を掲載するかの参考にしてください。

⑥ショップリーフレット事例

ショップリーフレットとは、お店の情報を総合的に案内する販促ツールです。ホームページの紙バージョンと考えると良いかもしれません。客単価が1,500円以上の全てのお店は、通年使える販促ツールとして用意した方が良いでしょう。

  1. 目的:お客様にお店の情報を知らせる。ホームページの紙バージョン。
  2. 主要サイズ:A4、両面、巻三つ折り
  3. 利用用途
    ①店頭に置いて「そのうち客」に持って帰ってもらう
    ②テーブルの上に置いて料理待ちの時間に見てもらう
    ③レジ前等に置いてお客様に持って帰ってもらう
    ④近くのビジネスホテルやお店においてもらう
    ⑤近くの法人営業に使う
    ⑥テイクアウト・デリバリー・通販の商品に一緒に入れる
    ⑦DM等に同封する

掲載項目のチェックリスト

全て掲載する必要はありませんが、事例を見ながら、あなたのお店で必要なものを取捨選択して、必要なものが「モレ」「ヌケ」がないようにしてください。

【表面】
(1)表紙
☑コンセプトが伝わるショルダーネームと店名、写真
☑NewOPEN、メニューリニューアル、リニューアルオープンの際にはその告知

(2)地図
☑説明しやすいランドマークを入れる。ランドマークが古くないか?無くなったものはないか確認
☑最寄駅からのアクセスなどを記載(例)東京メトロ上野駅A3出口から徒歩●分
☑車の場合は交差点名、道路名などをわかりやすく入れる
☑外観写真などを入れてわかりやすく

(3)店舗情報
☑電話番号「ご予約・お問い合わせ」のアイコンとともに目立つように
☑定休日・営業時間(ラストオーダー・ランチタイム)
☑予約受付時間(営業時間と異なる場合)
☑予約担当者の名前
☑ホームページ、グルメサイト、SNSなどのURL・QRコード
☑検索ボックス 「●●で検索」
☑クレジットカード対応
☑駐車場の有無・台数
☑住所
☑姉妹店・系列店情報
☑店名・ショルダーネーム
☑禁煙・分煙

(4)挨拶文

☑挨拶文と挨拶した人の写真、挨拶した人の名前
☑オーナーやシェフの経歴

【裏面】
(1)価値情報

☑食材へのこだわり(素材のこだわり・製法のこだわり)
☑お店独自のこだわり(内外装・サービスなど)
☑店名の由来、歴史など

(2)メニューの概要
☑ウリの商品・看板商品
☑ウリの商品以外は、カテゴリを幅広く、わかりやすい商品・写真がおいしそうな商品、安い商品を優先に

(3)ランチ情報
☑ランチ営業時間
☑ランチサービス(ご飯大盛り無料、ワンドリンク付きなど)

(4)ドリンクメニュー
☑居酒屋さんは特に価格のわかりやすいメニュー(ビール等)と価格
☑こだわりがある場合にはウリの商品とこだわり

(5)宴会情報
☑宴会コースやウリ
☑利用動機提案
☑別途POP、案内がある場合は誘導

(6)法要
☑法要コースやウリ
☑別途詳細情報がある場合は誘導(例)詳細はホームページへ

(7)宅配・お持ち帰り
☑お持帰り・宅配メニューの紹介
☑別途詳細情報がある場合は誘導(例)詳細はホームページへ
☑宅配・お持ち帰りの主要メニュー

(8)店内の案内
☑個室の数や特長、席数の多さなど。宴会、法要などとの連動

(9)記念日
☑記念日のサービスなど、独自サービスの告知

(10)会員
☑メンバーズカードの特典、加入方法、システムの案内他

(11)送迎
☑送迎サービスのアピールと予約方法、人数などの制限

(12)有効期限
☑各種サービス、コースなど期間限定の場合には有効期限を記載

(13)利用動機提案☑コース料理、個室の告知の近くに「お誕生日」「結婚記念日」「還暦祝」「ご入学」など具体的な利用動機を記載

著:笠岡はじめ

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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