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こんにちは、コンサルタントの河上です。

先日、街中を歩いていると、とある飲食店の前でチラシ配りをしている若い男性スタッフがいました。

お店のロゴの入ったTシャツを着て、お店の看板の前で配っていたのですが、明らかに気だるそうに、無愛想な表情で配っていました。

もちろん、多くの街ゆく人たちはチラシを受け取ることなく、彼の前を通り過ぎていきました。

通行客が受け取らなかったとしても、ロゴや看板を背負って配っている以上、視覚的な「情報発信」となってしまっています。

私は、この光景を見て、この男性スタッフが行う「情報発信」が様々な「ロス」を生んでいると感じました。

  • 集客機会のロス
    せっかくの販促活動ですが、このような態度で配っているため、受け取ってもらえる確率は低く、多くの集客機会をロスしています。配り方のトレーニングや、「何故配るのか?」「どのような立場で配るのか?」といった、マインドセットが必要だと感じました。
  • 稼働時間や人件費のロス
    このような配布の仕方では、集客や売上に繋がりにくいかもしれません。その場合、スタッフの稼働時間や人件費をロスしてしまいます。 
  • 信頼のロス
    このような配布の仕方では、お店の前を通過する方々のお店に対する信頼を下げてしまいかねません。「このお店ってこの程度のモチベーションのスタッフが働いているんだ。」というように思われる方もいるでしょう。

    ロゴや看板を背負って配ることで、通行客から見れば、そのスタッフはそのお店の代表スタッフとなります。

以上が、生じているであろう「ロス」の一例ですが、通り越して、「悪い口コミ」まで生んでしまっているかもしれません。

このように質の低い情報発信は、「やらないほうがマシ」「逆効果」になりかねませんので、とても注意が必要です。

例えば、以下のような例も挙げられます。

  • 店頭で、質の低い看板や劣化した掲示物を使用している。
  • ホームページ全体の完成度が著しく低い。(レイアウト、写真、テキスト、等)
  • グルメサイト、SNS等に画質の低い写真を投稿する。
  • ホームページのブログが数ヶ月間更新されていない、等。

日々の情報発信の中で、こういった点においても注意して頂きながら、効果的な販売促進を行なって頂ければと思います。


株式会社飲食店繁盛会
コンサルタント 河上 朗

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