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こんにちは。コンサルタントの河上です。

今日は、「目標の共有の仕方」について考えてみたいと思います。

オーナーや店長の皆さんは、朝礼などのスタッフミーティングで、こんな発言をしていませんか?

「今月の売上目標は1,000万円だから、みんな頑張ろう!今日も頼むね!」

例えば、このお店は、一ヶ月の売上目標を1,000万円に設定しているとします。店長は、スタッフたちと一緒に目標を達成したいと思っています。

しかし、この発言を聞いて、アルバイトスタッフはどう思うでしょうか。

「そんな大きな売上、私個人としては何を頑張れば良いのだろう・・・。」

「それは店長が追いかける数字であって、私たちの仕事ではないよね・・・。」

「私、入ったばかりだし、どうしたら良いかよく分からない・・・。」

このように「月間の売上目標1,000万円」といった、大きな目標だけを共有しても、スタッフは「自分ごと」として捉えることができません。この伝え方だけでは、スタッフを巻き込んで目標達成へチームを導くことは難しいのです。

では、どうすれば良いでしょうか。

大切なポイントは、「目標は、相手が受け取りやすいサイズまで分解して共有する」ことです。

では、もう少し小さいサイズに分解してみます。

売上 = 客単価 × 客数  ですよね。

この目標を達成するためには客単価4,000円、客数2,500名を目標に掲げたとします。

では、こんな伝え方はどうでしょうか。

「今月の売上目標は1,000万円で、客単価4,000円、客数2,500名を目標にしているので、今日も頑張ろう!」

これでも、アルバイトスタッフにとって、「自分ごと」にするには目標のサイズが大きすぎます。

では、こんな伝え方はどうでしょうか。

「今月の売上目標は1,000万円で、客単価4,000円、客数2,500名を目標にしています。

今日の営業では、客単価アップを目指して、デザートを皆んなでオススメして、25個売ることを目標にしましょう。

ホールスタッフは5名なので、一人5個を目標にしましょう!

次に、オススメの仕方のコツですが〜。」

このように、受け取る相手が受け取りやすいサイズまで分解して伝えるのです。

こうのようにして役割を任せることで、スタッフは目標となる数字を「自分ごと」にすることができます。

目指すべき場所が明確になるので、モチベーションも上がります。

皆さんのお店の「売上」や「利益」といった《経営目標》を達成するためには、スタッフの皆さんを巻き込み、一丸となって業務に取り組んでいく必要があります。

以上、「現場を巻き込む目標共有」のちょっとしたポイントでした。是非とも意識してみてください。

株式会社飲食店繁盛会
コンサルタント 河上 朗

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