この記事を読むのに必要な時間: 2 「ハピテク」を運営する株式会社プレシャスパートナーズからのプレスリリースによると、6割以上が8月もテイクアウトの利用をするとのこと。ただし、接客が悪いお店でテイクアウトはしたくないという結果が出ています。ついで、価格が高い、待ち時間が長いという順番です。

飲食店が中食に進出する以上、中食(コンビニ、お弁当・惣菜屋)等との正面からの勝負になります。

「お客様が、接客の悪いお店でテイクアウトはしたくない」というアンケート結果は、飲食店にとっては有利に捉えるべきだと考えます。

飲食店はサービス業です。当然、コンビニやお弁当・惣菜屋よりもサービスはプロです。だから、テイクアウトの接客は、飲食手にとっての強みとして見直してみましょう。

ということで、プレスリリースを紹介します。

笠岡@飲食店繁盛会

6割以上が8月にテイクアウトの利用をする予定/1854名に聞いた飲食店のテイクアウトに関する調査~5割以上が「接客態度が悪い」お店はテイクアウトをしたくない~

「ハピテク」を運営する株式会社プレシャスパートナーズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:髙﨑誠司)は、飲食店のテイクアウトに関する調査を独自に実施し、1854名から回答を得ました。結果は以下のとおりです。

【調査結果 概要】

  • 6割以上が8月にテイクアウトの利用をする予定
  • 5割以上が「接客態度が悪い」お店はテイクアウトをしたくない
  • 飲食店での支払いでよく利用するのは「キャッシュレス決済」(52.4%)

【調査結果 詳細】
■7月は60.6%が週に1回以上外食をしていた

7月の外食頻度を尋ねたところ、「ほぼ毎日」(10.2%)、「週に2~3回」(26.5%)、「週に1回」(23.9%)の回答を合わせると60.6%が週に1回以上外食をしていました。

■8月は56.2%が週に1回以上外食の予定

8月の外食頻度の予定を尋ねたところ、「ほぼ毎日すると思う」(8.1%)、「週に2~3回はすると思う」(23.4%)、「週に1回はすると思う」(24.7%)の回答を合わせると週に1回以上外食をする予定なのは56.2%でした。7月に比べ大きな差異はないものの、外食頻度は少なくなる傾向が見受けられます。

■7月にテイクアウトを利用したのは65.8%

7月にテイクアウトを利用したかどうかを尋ねたところ、テイクアウトを「利用した」と回答したのは65.8%でした。テイクアウトを「利用していない」と回答したのは34.2%でした。

■テイクアウトを利用しなかった理由は「外食をしていたから」(38.3%)が最多

7月にテイクアウトを利用したかどうかを尋ね、テイクアウトを「利用していない」と回答した方を対象にテイクアウトを利用しなかった理由を尋ねたところ、「外食をしていたから」(38.3%)が最多でした。その他の意見では「ごみの片づけが発生してしまうから」、「自炊をしているから」、「デリバリーを利用しているから」などの回答が多くありました。

■8月にテイクアウトの「利用をする予定」は66.3%

8月にテイクアウトを利用するかどうかを尋ねたところ、66.3%が「利用する予定」と回答いたしました。「利用しない予定」と回答したのは33.7%でした。

■テイクアウトを利用したいシーンは「昼食」「夕食」でほぼ変わらない結果に

8月にテイクアウトを利用するかどうかを尋ね、「利用する予定」と回答した方を対象にテイクアウトを最も利用したいシーンを尋ねたところ、「昼食」が48.0%、「夕食」が47.8%となり、ほぼ変わらない結果となりました。「朝食」(0.9%) 、「夜食」(3.3%)はテイクアウトの利用は低い傾向ですが、「昼食」、「夕食」はどちらもテイクアウトの需要が高いと言えそうです。

■5割以上が「接客態度が悪い」お店ではテイクアウトをしたくないと回答

テイクアウトをしたくないお店はどのようなお店かを尋ねたところ、「接客態度が悪い」(52.9%)が最多となりました。次いで「価格が高い」(51.1%)、「待つ時間が長い」(49.8%)という結果になりました。

■飲食店での支払いで多く利用するのは「キャッシュレス決済」(52.4%)

飲食店での支払いでどちらの利用が多いかを尋ねたところ、「キャッシュレス決済」(52.4%)の方が多く利用するという結果になりました。キャッシュレス決済が多い理由は「おつりを待つ時間が省略されるから」、「ポイントが貯まるから」、「お金に触ることに感染リスクを感じるから」、「手間が少なく楽だから」という回答が多くありました。現金の支払いが多い理由は「割り勘がしやすいから」、「キャッシュレスに対応していないお店が多くあるから」、「管理がしやすいから」、「キャッシュレス決済に慣れていないから」という回答が多くありました。

■飲食店でよく利用するキャッシュレス決済は「クレジットカード」(55.6%)

飲食店でよく利用するキャッシュレス決済を尋ねたところ、「クレジットカード」(55.6%)が最多でした。次いで「電子マネー」(24.6%)、「QRコード決済」(21.6%)という結果になりました。「飲食店でキャッシュレス決済を利用しない」という回答も21.6%となりました。

■飲食店の方への要望 ※一部抜粋

  • デリバリー、テイクアウトを通年でやってほしい
  • 冷めても美味しい家飲みのオードブルや、アウトドアで簡単に調理できるお店の味セットがあると嬉しい
  • 持ち込み容器オッケーなお店があるといいなと思っています
  • テイクアウトでしか食べられないメニューなどあれば利用頻度が上がるかもです
  • テイクアウトをやってる看板などが出てれば分かりやすいし使おうと思う
  • ホームページでテイクアウト情報に力を入れて欲しい!ホームページに料理の写真があると便利!
  • 簡単にネットで注文できたら嬉しいです
  • コロナ対策がきちんとされている飲食店をこれからも利用したいと思います
  • 店内飲食とテイクアウトでは、価格に差をつけていただきたいと思います
  • 導入コストや維持費用、手数料などの問題もあるかと存じますが、ウィズコロナという新しい生活様式の観点からできればキャッシュレス決済が出来るお店が増えてくるとうれしいです。お店の滞在時間短縮、コロナ対策を見据えながら私たちも積極的に利用し応援していきたいと考えています!
  • ランチ時に店頭で「現金での支払いのみ」と言われることがたまにあります。できたらいつでもキャッシュレス可能にしてほしいです。

■飲食店の方へのメッセージ ※一部抜粋

  • 先行きの見えない状況で不安が続いているかと思いますが、新しいライフスタイルでテイクアウトが主流になればきっと大丈夫なはずです!これまで通っていたお店がなくならないように、消費者として支えになれればと思います。
  • 大変な状況が続いておりますが、いつも美味しい料理を提供してくださりありがとうございます!頑張っていきましょう!
  • 普段はなかなか行けなかったお店にもテイクアウトを利用することで美味しいご飯を食べられることができ、友達を誘ってお店に行くきっかけにもなりました!これからもテイクアウト、そしてお店へ直接食べに沢山行きたいと思います!
  • 大変だと思いますが頑張ってください!私はテイクアウトして家で食べるより、雰囲気なども含めて、そのお店で出来たてをいただくことが外食の意義だと思うので、また気軽に外食出来る日がくることを祈っています。
  • テイクアウトはこの先も利用したいと考えております、引き続き応援しております。
  • 衛生面管理やコスト管理等大変だと思いますが、家では食べられない手間のかかるものや美味しいもの、楽しみにしていますので、宜しくお願い致します!
  • 飲食店があることで、生活が豊かになるのは間違いないです。厳しい状況が続いていますが、多くの皆さんに乗り切っていただき、状況が落ち着いたら、また食を楽しませて欲しいと思っています。
  • 子育てファミリー層、老人介護層、いずれも引き続き外食は控える人が多いと思うので、テイクアウトは引き続きやってほしい。
  • コロナウイルスの関係で、これから営業時間短縮などの可能性が出てきておりますが、私は負けじと外食を楽しみにし、利用させていただきますので、一緒にこのご時世を乗り越えていきましょう!頑張っていきましょう!
  • 今は大変な時だと思います。でも外食産業が停滞したらたちまち生活に困ります。早く普通の生活に戻れるまでできるだけ自分達の出来る範囲でテイクアウトなり安全確保の上での外食に協力したいと思います。頑張ってください!
  • しばらく店内飲食ができなかった分、テイクアウトを活用させていただいておりましたが、緩和されたとはいえ、まだまだ厳しい状況が続くかと思いますので、今後はイートイン/テイクアウトの双方で利用させていただきたいと思います。
  • テイクアウト用の器やビニール袋有料化等、手間も負担も大きいと思いますが、テイクアウトや外食を利用して外食産業を衰退させないよう応援します!
  • 大変な時期に、創意工夫されて、美味しいものを届けてくださって、ありがたいです。経営が大変な時だと思いますが、負けずに頑張ってください

■回答者属性

■総評
今回の調査では、65.8%が7月にテイクアウトを利用していたことが分かりました。また8月も66.3%がテイクアウトを「利用する予定」と回答をしており、8月もテイクアウトの利用は継続されそうです。

しかし、5割以上の方が「接客態度が悪い」お店はテイクアウトをしたくないと回答をしており、飲食店の皆様はお客様に喜ばれる接客を心掛けることでテイクアウトの利用者が増え、お店のファンの獲得につながっていくと言えそうです。

【調査概要】
調査名:飲食店のテイクアウトに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年7月31日~8月5日
調査対象:10代~70代の男女
有効回答数:1854名

■調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「ハピテクを運営するプレシャスパートナーズの調査によると」「プレシャスパートナーズ調べ」など

■ハピテクについて(https://www.hapi-take.com/
ハピテクは“いつもお店で食べていた味を、家でも楽しもう” をコンセプトにテイクアウトができる飲食店を探せるサービスです。
飲食店の皆様はテイクアウト情報を無料で掲載することができます。店舗情報・テイクアウトメニューなどの情報を掲載し、SNSで簡単にシェアができるため、告知・宣伝に活用していただけます。

■株式会社プレシャスパートナーズについて
2008年に設立した採用コンサルティング企業です。 『雇用のミスマッチをなくす』をミッションとし、設立以来1万社以上の採用を支援してまいりました。求人広告、人財紹介、HRテック、採用ブランディング、就職イベントなど多様なサービスを用いて従来にない"採用コンサルティング”支援を行い、『雇用のミスマッチのない世界』を実現させてまいります。

■株式会社プレシャスパートナーズ 会社概要
社名:株式会社プレシャスパートナーズ
代表:代表取締役社長 髙﨑 誠司
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル12階
設立:2008年4月
事業内容:採用コンサルティング事業・求人広告事業・人財紹介事業・就活イベント事業・ハピテクの運営
URL:https://www.p-partners.co.jp/

]]>

投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

私たちがあなたのお店にお役に立てることは
ございませんでしょうか?
もし、何かありそうでしたら、
お気軽にお話を聞かせてください。

無料相談の詳細・お申し込みはこちら

お問い合わせ

ご依頼及び業務内容へのご質問など
お気軽にお問い合わせください