この記事を読むのに必要な時間: < 1 笠岡@飲食店繁盛会です。

最近、中小個人飲食店よりも大手企業の方が、危機感を持って素早く動いているのではないかと思うことが多々あります。

もちろん、僕のクライアントは、ちゃんと未来に向かって動いていたり、仕掛けているので大丈夫なのですが、今こそ、小が大と(一部、その地域で)対等に戦えるのに、面白いことができるのに、もったいないなぁと思って見ています。

やっぱり、みんな感じていると思うのですが、堀埜社長の言うように、

「需要が戻らない前提でビジネスモデルをつくり上げるしかない」

日経ビジネス「サイゼリヤ、上場後初の営業赤字、「軽い夕食」新業態で巻き返し」(2020/10/20)より

需要、つまり、客数が簡単には戻らないのだから、その前提で新しいビジネスモデルを作らないといけないと思うんです。そして、今、僕は、この考えに賛同してくれている飲食店で、そこの経営者と新しい事業モデルを現場のスピードに合わせて少しずつ作っています。

で、サイゼリアも、ガンガン動いていますね。

何をしているのか?

日経ビジネスの記事からまとめてみます。

  • コロナの影響で客足は簡単には戻らないので損益分岐点を引き下げるために総費用を減らす。
  • 売り上げを生まない時間帯の人件費の削減。例えば、開店前の準備作業の見直し、開店後への仕事の振り分け。閉店作業も細かく分けて精査、終了時間の前倒し。
  • 大手ならではですが、商品開発から食材生産、加工、配送まで手掛ける「製造直販」のビジネスモデルをもう一度見直す。#サイゼリアはこれ以上見直す余地があるのだろうか!?
  • お金をかけずにテイクアウトやデリバリーを含む新事業を始める。
  • テークアウトとイートインの両立のための店舗に負担をかけない仕組みづくり。特に調理の手間が少ないメニュー開発。
  • デリバリーについてはゴーストレストラン方式も検討。(リアル店舗への評判の影響もないリスクヘッジも含んでいると思う)
  • 新業態で11月から洋食の「ミラノ食堂」の展開。店内座席が少ない小型店。ドリアやパスタなどを500~800円価格帯で提供する。ディナータイムならぬ「サパータイム」を提案。サパータイムとは、軽い普段遣いの夕飯というイメージ。

とこんな感じで、矢継ぎ早に手を打っています。

あなたのお店はどうですか?

今、Gotoで少し忙しくなったと思います。

でも、そんな中でも、大手はこのように新しい時代に対応するために変革をしています。

個人店の方が、早く動けるはず。

大変だけど、今が頑張り時です。

今、何をすべきか?

目の前のことと、ちょっと先のことを考えてみてください。

もちろん、必要があれば、笠岡も手伝いますよ。

お気軽に連絡ください。

笠岡@飲食店繁盛会

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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