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感染が拡大する新型肺炎。このまま感染が進むと飲食店への影響が大きくなってしまい不安なことでしょう。この不安を乗り越えるには、行動、つまり、今、このタイミングで実施できる「未来につながること」を出来る限りしていくことしか無いと思っています。

それはそれで、もう実施しているところもあるかもしれませんが、そろそろ、あなたのお店でも、スタッフ向けに新型肺炎感染予防対策を明文化する時期に来ていると思います。

新型肺炎対策について、経営者は、3つの時間軸で考える必要があります。

ひとつは、今。つまり、感染が予防が必要な時期。

2つめが、流行がピークになったとき。

3つめが収束し始めて復帰する時期。

今は、1なので、例えば、以下が考えられます。もちろん全部行う必要があるわけではありませんが、この中から選ぶでもいいでしょう。

  • (飲食店では当たり前ですが)外から戻ったら適切な手洗いとアルコール消毒。
  • (飲食店では当たり前ですが)仕事中でも取っ手やパソコン等共有部分を触ったときの手洗いとアルコール消毒を徹底。
  • 仕事中もマスク着用の義務付け。
  • 1日1回以上の体温のチェック。
  • 発熱・咳の症状がでたら出勤せず、自宅から連絡をもらう。
  • 勤務中のだるさや咳の症状がでたら、遠慮せず、すぐに申し出て、医者に行く。
  • 家族が発熱や咳の症状が出たら出勤せず、自宅から連絡をもらう。
  • タクシーは極力使わない。使う場合は申し出る。
  • 100名以上集まるような場所やイベントにはできるだけいかない。参加する場合申し出る。
  • ラッシュ時の通勤は時差出勤にする。
  • お店や部屋の換気を定期的に行う。
  • 感染・感染疑いの報告を受けたらすぐに全員に共有し適切な対策を取る。

など。

また、「感染する可能性は誰にも等しくあり、感染した人が悪いわけではない。体調変化を速やかに報告し職場のなかで共有することが大切だ」ということをスタッフに伝えることも大切です。

そして、経営者は、2番めと3番めをそろそろ考え始めなければなりません。

2番めの「流行ピーク時対策」なら、飲食店では難しいですがリモートワークや臨時休業。営業時間短縮、公共交通機関を使うスタッフの自宅待機。そして、その実施タイミング。

3番めの「収束し始めて復帰する時期」なら、速やかに復帰できるような連絡の仕方や復帰(発注やシフト、通常営業か縮小営業か等)準備をどうするかとそのタイミングです。

それから、客数、売上が減る可能性があるので、会社によっては、今の段階から融資を検討してキャッシュポジションを厚めにすることを考えたほうがいいかもしれません。

また、外食の物理的な回数が減るので、最初にも話しましたが、選ばれるお店になるべく、いつも以上に未来の売上につながる行動をすることも大切です。

笠岡はじめ@飲食店繁盛会

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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