「仕事は終わる時間を決めないと、仕事の量に関係なく、あなたが持っている時間をすべて使う」
こんな、恐ろしい法則があるのを知っていますか?
この法則をパーキンソンの法則といいます。
パーキンソンの法則
パーキンソンの法則とは、1958年にパーキンソン氏が提唱した法則で、英国の役人と仕事の関係を念入りに調査した結果、次の2つの法則があるという結論を出しました。
●第1法則 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
●第2法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
第2法則に関しては、役所に関しては、日本でもこの法則が当てはまりそうですが、個人に関しては、他の国に比べて日本人は、貯蓄の習慣が根付いているので、当てはまらない人が多いでしょう。
さて、第1法則は、言い換えると「人は、時間があれば、その時間に見合った(無駄な)仕事を勝手に作り出す」とういことです。
でも、これを逆にとらえると「人は、仕事を終える時間を明確にすれば、その時間内に仕事が終わる」ということです。
自分の見積もった時間を1.7倍するとちょうどよい!?
とは、言っても、
「いつも、仕事の時間を自分で見積もっても、その時間内に終わらない」
ということってありますよね?
はい、日常茶飯事です。
ジョン・エイカフ氏のFINISHという書籍に、こんな調査結果があります。
アメリカの学生に「論文が最悪、何日あれば書きあがるか?」というアンケートをとったところ、平均は34日でした。しかし、実際に、論文が書き終えた期間の平均は56日でした。
つまり、その調査によると、自分の見積もった仕事の時間を約1.7倍すると、現実的に達成できる時間ということです。
まとめ
つまり、パーキンソンの法則によると、仕事は、時間を区切ってやると早く終る。だけど、その時間の見積りは、自分で考えた時間の1.7倍くらいがちょうどよい、ということです。
是非、試してみてください。
ちなみに、笠岡は、この話を前から知っているのにも関わらず、自分の見積もった時間内に仕事が終わりません(泣)
でも、この1.7倍という数字を知ったおかげで、だいぶましになりました!
株式会社飲食店繁盛会
代表取締役 笠岡はじめ
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