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先日、日本でもトップレベルの料理人の盛り付けの考え方について、その現場の人と話す機会があった。その時の話です。

(でも、とても深い話だったので、ここでは表面的なことだけを抜粋してます)

まず、西洋と日本の盛り付けの違いとは何か?

西洋の盛り付けは、2次元。
日本の盛り付けは、3次元。

西洋は、皿に絵を描く感じ。
日本は、皿も使って立体物を作る感じ。

これが、美しい日本の盛り付けの特徴。

実際、インスタ映えする盛り付けの共通点は、「高低差」と「色」が大きく影響する。

高低差があれば、「おっ」という盛り付けになりやすいし、赤身の肉なんかは、いいねが押される確率がグーンと上がる。(数値で実証されている)

そして、このような日本のきれいな盛り付けには、日本料理の文化である陰陽五行という考え方がある。

陰陽は、相対するもの。つまり、日本料理の盛り付けの高低差は、もともと陰陽の考え方から来ている。だから西洋と違う。

他にも丸い皿(陽)、四角い皿(陰)を組み合わせるとかも陰陽の考え方。

そして、五行は、日本料理の場合、五味五色。

五味は、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味。

そして、五色とは、

赤・青(緑)・黄・白・黒。

この色を基本に盛り付ける。

だから、まず、インスタ映えする盛り付けは、「高低差」と「赤青黄白黒」の色を基本に考える。

そして、ネット上で「インスタ映え 料理」「インスタ映え 盛り付け」などで画像検索すれば、いくらでも出てくるから、そこでヒントを得ることができる。

僕たちは、こんな風に、「高さ」、「色」、「ネット写真を参考にする」と盛り付けのコツをクライアントに伝えている。

そして、一流の料理人は、こう考えるそうです。

例えば、美しい山(の絵や写真)を見て、自分の料理に例えるとどうなるか?と、自分が料理以外で感動したものを、盛り付けで表現するのだとか。。

完全にアート。

なるほど。

一流の料理人は、ネットの写真を見て真似るのではなく、料理以外の美しいものを、料理で表現する。

そうやって、自分オリジナルの盛り付けをつくっていくのです。

笠岡@飲食店繁盛会

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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