こんにちは。コンサルタントの河上です。
日々の営業業務の中で、「非効率」を、「エイヤー!」っと力技で強引に乗り越えていることってありませんか?
改善した方が良いと分かっていながらも、「慣れている方法」で行なってしまうことはあると思います。
例1
あるレストランでは、ドリンク場(ドリンクを作る場所)にあるスピリッツやリキュールの中で、使用頻度が高い瓶の口には「ポアラー」(以下:イメージ写真)を付けています。
ノズルとして付けることで、カクテルなどを作る際に、その都度キャップを外す手間が省ける為、とても効率的です。
ただ、気になったのはポワラーの数が足りないのか、出数が多いにも関わらず、付けていない瓶もあることでした。スタッフは皆、この状況に慣れてしまっていて、長い間、強引に乗り越えていたのです。
買い足ししたら、作業効率が上がるのは一目瞭然です。
例2
また、あるホテルのレストランでは、お子様用の短めのストローを備品で置いていました。
このお店では、通常の長さのストローの端を、5センチほど切って短くしています。お子様連れが多いお店ですので、消耗の頻度もなかなか高い状況です。
袋を切ることで、袋が開封され、片端は切った跡が残ります。切り口はつぶれたり、斜めになっていたり、見た目的にもあまり良くありません。また、衛生的にも疑問が残ります。
時々、切るのを忘れてストックがない場合は、お客様をお待たせしてしまうという非効率も生まれます。
このお店の店長に、「なぜこのストローを使っているのですか?」と聞くと、「昔からそうしているので、特に理由はありません」と答えます。
これも、あらかじめ短いストロー買うことによって、上記の懸念は一瞬で解消されます。業務用のお子様ストローは、1本1円ほどの安価な値段で購入することができます。
まとめ
このように、「慣れ」でカバーされてしまっている「非効率」は、お店の色々なところに隠れています。
- 店内で、壊れた箇所、壊れそうな箇所が原因で、無駄や非効率を生んでいませんか?
- 店内の食材や備品の配置は、整理整頓されていますか?欲しいものが、早く取り出せる状態ですか? など。
是非、お店のハード面、ソフト面における「無駄」「非効率」を見直してみてください。
株式会社飲食店繁盛会
コンサルタント 河上 朗
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