日本フードサービス協会の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドライン」が5月14日に発表されています。
発表されていたのは知っていて、ざっと見たのですが、とあるメディアの取材準備で、改めてじっくりと目を通しました。
でも、ちょっと読みにくいので、読みやすくするために、チェックリスト化してみました。よろしければ、お使いください。
最初からリスクヘッジ的な文章が多いので、そういうところは省いて、まずは目的。
外食事業者の皆さまが本格的に事業を再開されるにあたって、現場の実情に配慮して3密(密閉、密集、密接)を避け、手洗いなどの一般衛生管理の実施、人と人との間隔の確保等を通じて、お客様と外食業に働く従業員の安全・安心を確保するための参考となる具体的取組等を示したものです。
つまり、「3密(密閉、密集、密接)さけて、お客様とスタッフの安全・安心を確保しましょう」ということです。
で、さっそくチェックリスト。
1.入店から会計までの事業継続のためのガイドラインチェックリスト
- 入り口に発熱や咳など異常が認められる場合は店内飲食をお断りさせていただく旨を掲示しているか?
- 店舗入口や手洗い場所に、手指消毒用に消毒液(消毒用アルコール等)を用意しているか?
- <笠岡、追加>消毒液(消毒用アルコール等)は、どこに置いてあるか、ひと目で分かるようになっているか?
→ NOの場合、消毒液の場所を知らせるポスターあります - 店舗入口及び店内に、食事中以外はマスクの着用をお願いする旨を掲示しているか?
- 三密を防ぐため、店内が混み合う場合は入店を制限するルールがあるか?
- テイクアウトなどで順番待ちをする場合も、2m(最低1m)以上の間隔を明けて並ぶように、床に間隔を示すテープを貼っているか?
- 順番待ちが店外に及ぶ場合は、間隔を保つように誘導するか、整理券の発行等により行列を作らない方法を実施しているか?
- 店内飲食をする場合は、各人ができるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空けるように誘導しているか?
- 真正面の配置を避けるか、アクリル板などのパーティションをするなどの工夫をしているか?
- 他のグループとの相席は避け、できるだけ2m(最低1m)の間隔を空けているか?
- サービス時(テーブル・カウンター双方)は、お客様の側面に立ち、可能な範囲で間隔を保つよう指導しているか?
- お客様が入れ替わるたびにテーブル・カウンターを消毒しているか?
- カウンターでのスタッフとお客様の会話が多い場合は、スタッフはマスク着用をしているか?また、仕切りの設置の検討をするしているか?
- 大皿を避けて、個々に提供、もしくは、スタッフが取り分けるサービスをしているか?
- お客様同士のお酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けるよう、業態に応じて、注意喚起をすることを検討
- 個室を使用する場合は、十分な換気を行うルールを決めているか?
- 食券機を定期的に消毒しているか?
- 現金やクレジットカードは、手渡しで受け渡しをせず、キャッシュトレイなどを使っているか?また、キャッシュトレイは、定期的に消毒しているか?
- 飛沫防止のため、レジにアクリル板などの仕切りを設置することを検討。
以上、1)入店時〜4)開店時の店内での感染防止ガイドラインをチェックリストにまとめました。
なんとなくおかしいのでチェックリストからはずした
それと、下記は、どうなんだろう・・と思ってチェックリストから外しました。必要ならチェックしてください。
- グループ間の安全を確保するために、他のグループとはできるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空け、会話は控えめにし、BGM を聞くなどを勧めることを検討する。
→外食で会話せずにBGMを聴けなんて言えないですよね… - 会計処理に当たる場合は、可能であれば、電子マネー等の非接触型決済を導入する。現金、クレジットカード等の受け渡しが発生する場合には、手渡しで受け取らず、コイントレイ(キャッシュトレイ)などを使用する。また、コイントレイは定期的に消毒する、会計の都度手指を消毒するなど工夫する。
→前半の電子マネーを導入するかどうかは経営判断でいいと思う。受け渡しはチェックリストに入れました。
ということで、今日はここまで。
あと、テイクアウト・デリバリー・スタッフとお店の衛生管理などの項目があるので、それは、また別の日に書きます。
それと、上記をチェックしながら、僕たちが用意した感染防止ガイドライン用のポスターを使うといいですよ。結構、使ってくれています。
少しでも営業の参考になりますように。
続きはこちら:『事業継続のためのガイドライン』をチェックリストにしてみた(2/2)→ http://hanjoukai.xsrv.jp/hanjoukai052901/
笠岡@飲食店繁盛会
]]>投稿者プロフィール
- 飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。
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