この記事を読むのに必要な時間: 1 笠岡@飲食店繁盛会です。頑張っている飲食店経営者の姿、ちゃんと見てます。

さて、コロナで悩んでいる飲食店経営者の先日の相談。

昨年から今年にかけて、お店が、なかなか黒字にならなかったのですが、やっとなんとか体制を立て直して頑張ろう!となった矢先にコロナ。コロナの影響で売上70%減。

お金を借りて今を乗り切っても借金だけ増えて、コロナ前の売上に戻ったとしても赤字。だったら店を閉めてしまったほうがいいのではないかと思っています。

と店主。

コロナ前は、なぜ赤字だったんですか?

と笠岡。

実は、とあるFCでして、なかなか自分が黒字化のための施策を提案しても本部が受け入れてくれないんです。

と店主。

そうです。お気づきだと思いますが、根本的な原因はコロナウィルスではないのです。

その後、いろいろお話をやりとりした上で

私なら今、このコロナウィルスの大変な状況なのは、みんなわかっているので、本部と話し合えるチャンスだと思います。話し合って自由を認めてもらえるなら続ける。認めてもらえないならやめる、という判断をします。

でも、その前に、「あなたがその店を本当にやりたいのかどうか?」そこをもう一度問い直してください。本当にやりたいなら、今は、お金も借りられるし、時間もあるので、大胆な改革ができます。もちろん、本部がOKと言ってくれればですが。

と笠岡。

つまり、まずは、お店を続けたいのか?続けたいなら、本部と掛け合って、立て直すための自由を認めてくれるなら、お金を借りてでも頑張りましょう。そうでなければ、(こんなこと〜略〜)もできるし、(あんなこと〜略)という方法もありますよ、という提案をしました。

今、多くの飲食店経営者は、いや、飲食店以外の経営者もですが、はっきり言って大変です。そんな経営者が、今、必要なのは、希望であることもわかっています。

今回の相談された経営者も、人にはなかなか言えないことを話すことができて、心の整理整頓ができて、少しは楽になったかもしれませんが、希望を見せるには程遠い…。僕が、そんな経営者に希望をもたせることができたら、どんなにいいか、と考えながら力不足を感じることも多々あります。

ま、これは仕方ないので、置いておきます。全力を尽くすだけです。

で、

実は、今回のようなパターン、案外多いんです。

コロナウイルスが直接の原因ではなく、コロナウィルスが、問題を表面化してスピードを早めて、改善せざるを得ない状況に追い込んだというケース。

先日、相談に来た他の飲食店経営者(奥様)も、お店の売上不振の本当の原因は、夫婦仲が悪く、何か良くしようとしても、スグに夫婦喧嘩になり、全く前に進めなかったことでした。

今回のコロナウィルスは、こんな感じで、間違っていた方向に行っていたことを強制的に修正せざるを得ないようにする性質を持っているように思います。

そして、今、改善のチャンスと捉えて何かをしないと、この先、もっと膿が大きくなり、大打撃を与える。

そんなふうにコロナの性質について思っています。

どうでしょう?

あなたは、思い当たる節はありませんか?

ということで、やることは山積みですが、飲食店、頑張りましょう!

笠岡@飲食店繁盛会

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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