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私のもっとも基本的な考え方の1つなのですが、お店が繁盛するためには、お客様に価格でなく価値で選んでもらう必要があります。なぜなら、突き詰めるとお店の価値だけが、他店との差別化となるからです。価格は大手に勝てませんし。

そして、そのお店の価値のひとつに「こだわり」があります。こだわりは、メニューブックやホームページなどでお客様にきちんと伝える必要があるのですが、多くの飲食店経営者が、自分の店のこだわりをまとめきれないようです。

こだわりをまとめるには、コツがあります。このコツさえ知ってしまえば案外うまくまとめられます。それは、次の3つの視点で考えることです。1つめは「素材」。2つめは「製法」。3つめは「独自(オリジナル)」です。図にまとめるとこんな感じです。

素材とは、「地元農家の野菜を使用している」とか「県産の地鶏の卵を使用している」などです。製法とは、「8時間かけて発酵させる」とか「備長炭で丁寧に焼き上げる」などです。この素材と製法の2つの視点に関しては、どの飲食店も共通の考え方です。

3つめの独自(オリジナル)というのは、店ごとに違います。例えば、「夜景がきれいな個室がある」とか「本場フランスで修行したシェフの技」とか「古民家を改装した佇まい」とか「スタッフのフレンドリーな接客」などです。

クライアント店舗とのプロジェクトでは、私たちは、こんなコツも伝えたり、一緒に考えたり、引き出したりします。このあたりは、コンサルというよりコーチングに近いところがありますね。

株式会社飲食店繁盛会
代表取締役 笠岡はじめ

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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