この記事を読むのに必要な時間: < 1 笠岡@飲食店繁盛会です。

今、飲食店の店外売上のサポートも全国のいろんなお店でサポートしています。

今まで何となくやっていた店外売上。

これを、一緒に考えて店外売上事業の土台を作っています。

店外売上、特にお持帰りのサポートをしていて、多くのお店で間違っていると感じるところは、店内メニューと同じメニュー構成でお持帰りを売っていることです。

戻らない店内売上を埋めるために、時間がない中で急いで始めているので、仕方ないという側面もありますが、いい機会なので一緒にいくつか考えてみましょう。

まず、店内で食事をするお客様と家で食事をするお客様は、利用動機も注文の仕方も全く異なります。

例えば、店内で注文するなら、料理が足りなければ「とりあえず、これ」と後からカンタンに注文できます。

でも、お持ち帰りで食べるなら、ちょうどよい量を考えて、一発で購入しなければなりません。

店内のメニューは、追加オーダーをしていただく前提で作っているものが多いです。特に居酒屋のメニュー。

でも、それと同じメニュー構成でお持帰りのお客様に買ってもらおうとすると、お客様は、量や食べ方などのシミュレーションをするなど、案外、大きな努力を要するのです。

お持帰りメニューを作るときに、僕がクライアント飲食店に最初に言うことは、次の3つです。

それは、ターゲットのお客様の

1.利用動機
2.人数
3.予算

を考えてから、それに合うメニュー構成にすること。

例えば、1人で食べる利用動機であれば、予算は、(地域にもよりますが、)500円〜1500円程度でしょう。

そして、商品は、弁当やおつまみセット、小ポーションのおかずセット、単品のおかずになると思います。

他にも、今日の夕飯のメインのおかずを、作る時間がないから家族で食べる分を買いに来る場合なら、メインのおかず1個だけ買うということは、基本的にないのです。家族分を想定したパックが必要です。

先日も、クライアントから、お持帰りのメニューと売り方を改善した後、

「テイクアウトオーダーがボチボチ入ってきました。その中で、笠岡さんの言われたように9割以上がセットメニューの注文です。」

とLINEで連絡がありました。当然、今までの単品売りに比べて格段に客単価も上がります。

ということで、もし、イートインのメニューと同じ売り方をお持帰りでしているようでしたら、

お持帰りをしてくれるターゲットのお客様の「利用動機」と「人数」と「予算」を考えて、お持帰り用のメニュー構成を見直してみてください。

笠岡@飲食店繁盛会

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投稿者プロフィール

笠岡はじめ
笠岡はじめ飲食店コンサルタント/販売促進士
飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。

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