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飲食店が繁盛するためには、「いかにお客様視点になるか?」が大切です。
店主もコンサルタントも個人的な好き嫌いは一切取り入れずに、常にお客様の立場で考える必要があります。
メニューブックにおいても、お客様視点で作っていかなければなりません。
よく「うちのお客さんはメニューブックなんて見ないで注文するから・・!」という飲食店経営者がいますが、メニューブックを見ずにオーダーをするのはほとんど常連さんです。
これも「売り手視線」と言えると思います。なぜなら、お客様は、常連さんだけではないからです。
メニューブックは、常連さんのためではなく、初回来店のお客様向けに作るというのが原則です。常連さんは、お店との人間的なつながりを重視しますが、初回来店のお客様は、そうとは限りません。
では、なぜ、売り手視点(厨房視点)のメニューになってしまうのか?
今までの飲食店を見て多かった理由を3つ書いてみます。
- 作り手は、毎日、手間を書けて仕込んで作っているので、お客様にとって価値あることでも、当たり前過ぎて伝える必要がない、伝えること自体が恥ずかしいと思っている。だから価値を伝えない。お客様が知りたくても…
- 作り手は材料を把握しているので、説明文がなくてもわかる。だから、商品名と値段しか書いていないメニューを当たり前のように出してしまう。もちろん、トークで補足できるのであればいいのですが…
- 作り手は盛り付けがわかるので、写真の重要性を感じず、文字のみのメニューでお客様がストレスを感じているのがわからない。もちろん、メニューブックの表現手法でこれが正しい!という確実な方法はありませんが…
どれもお客様とお店(売り手)のギャップです。お店側は当たり前すぎて気が付かない事が多いんですね。
そして、お客様とお店のギャップはメニューブックだけではなく、いろんな所にあります。いつも気にしておくことが必要です。
株式会社飲食店繁盛会
代表取締役 笠岡はじめ
投稿者プロフィール
- 飲食とITの専門家。1,000件以上の飲食店コンサルティング実績から再現性のあるノウハウを体系化し、全国の飲食店の売上と利益を上げている。また、中国や台湾、UAE等の飲食店のコンサルティングやプロジェクトを手掛けている。著書に「MSP繁盛プログラム〜どの飲食店でも最短で確実に売り上げを上げる方法」(販売促進士日本フードアドバイザー協会ブックス)、「売れまくるメニューブックの作り方」(日経BP社)、「繁盛飲食店にする1分間セミナー」 (同文館出版)等。「売れまくるメニューブックの作り方」は、台湾と中国でも出版されている。一般社団法人販売促進士日本フードアドバイザー協会代表理事。株式会社 飲食店繁盛会代表取締役。三商餐飲顧問股份有限公司董事。
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