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笠岡の取材された記事が、The 実践会メールマガジンに取り上げていただきました。今回は前半です。

経験ゼロからの飲食店とコンサルの立ち上げ。その波乱の道のりとは(前半)

東京都渋谷区で、飲食店専門のコンサルティングを行う株式会社飲食店繁盛会。

代表取締役は、笠岡はじめ氏。

飲食店が繁盛するために真似できるレベルまで落とし込んだノウハウで、数々の飲食店を繁盛店に導いている。

東京都の吉祥寺に生まれた笠岡氏は3人兄弟の長男。

実家は祖父の代から続く小さな和菓子屋を営んでいた。

小さい頃から、両親がお店で働く姿を見て育ち、一生懸命働いても儲からない両親のお店を大変だと思い、この体験がのちの飲食店繁盛会の原点となる。

大学は、埼玉県の獨協大学のドイツ語学科に進学。

当時は、商社や石油会社といった、グローバルな仕事に憧れ、世界各国に行きたい想いがあった。

大学卒業後は石油会社に入社し、配属先は大阪。

入社してすぐ大阪支社で働くことになった。

最初の2年間は、仕事を覚えるため事務職を担当。

石油やプロパンガスの注文を受けて、トラックの配車をしたり、新規顧客の与信管理や、契約書を作ったりする仕事をした。

3年目からは営業になり、和歌山県から岡山県を担当することになる。

グローバルな仕事ではなかったが、面白かった。

海外志向が強く、元々独立願望があったが、その前に社会経験を積みたかった。

そして、親に大学まで行かせてもらっているので、最低4年間は仕事を続けようと思っていた。

それでも周りの人に「何年か後に自分のお店をやりたいと」話していた。

すると、知り合いから「岡山でうちの物件が空いているからやってみる?」と、声を掛けてもらった。

しかも、保証金(敷金礼金)は、売上から分割でいいとのこと。

笠岡氏はすぐに「やります」と返答。そして、翌日、会社に辞める旨を告げた。

入社して、4年目の26歳だった。

ところが、いざお店をやろうと意気込むものの、経験もなく、全くのノープラン。

そこで、物件を貸してくれた知人が新しくOPENする飲食店に、勉強を兼ねて手伝わせてもらうことにした。

朝から晩まで働きながら現場を覚え、キッチンも経験。

半年後に、お金を借り、東南アジア料理のカフェをOPENさせた。

しかし、当時は早すぎたせいか、お店のコンセプトを理解してくれる人はいなかった。

加えて、飲食経営がゼロということもあり、1年経たずにお店を閉めることとなる。

借金だけが笠岡氏の元に残った。

借金を背負い東京に帰った笠岡氏。

やる気はあっても飲食のことを知らなさすぎたと反省。

もっと勉強しなければいけないと思い、フレンチのお店に、ギャルソンとしてアルバイト入社。

1年後、社員になることも考えたが、それでは借金が返済できない。

そこで飲食店を辞め、ITベンチャー企業に入社。

笠岡氏は、大手テレビ局の通販サイトのプロデュースやマーケティング等、幅広い分野を手がける。

元々パソコンが好きだったので、ITスキルをどんどん身に付けた。

会社では、経営者・役員の次、No.4になっていた。入社して3年目に借金を返済できた。

その後、リベンジしようと、かつてのパートナーに声をかけ、知人から出資してもらい、もう一度飲食店を立ち上げた。

お店は、東南アジア料理の居酒屋とラーメン屋、中華料理店、北海道料理の居酒屋と4店舗まで展開した。

一方でIT事業も継続させており、飲食店経営はパートナーに任せて、お互い手が足りないときは、手伝うような形をとっていた。

そして、北海道での4店舗目の立ち上げは、既存店の店長クラスのスタッフを投入した。

既存店の営業は、2番手のメンバーに任せることにした。

ところが、信頼していた2番手のスタッフに、お金を持ち逃げされる事件が起きてしまう。

一週間ほど売上金が入金されておらず、お店に行くと、スタッフの姿がなくなっていた。

持ち逃げしたスタッフは、独立してお店を出す夢があり、みんなからも好かれていた人物だった。

とても悲しい事件だったが、そこで笠岡氏は考える。

飲食店を立ち上げる夢を持っているのに、どうして、目先のお金で人生を潰すようなことをするのか?

そして出した結論が、夢を実現させる方法が分からない人たちにお店を繁盛させるノウハウを伝えること。

多くの人はゴールが遠すぎてやり方が分からない。

だから目先の欲にお金を使ってしまう。

でも、飲食店を持ちたい人、繁盛させたい人に努力の方向性と繁盛店をつくるノウハウを伝えれば、今、やることがわかり、不幸になる人が減らせると考えた。

それが、今の飲食店繁盛会の出発点となった。

文責:ビジネスライフデザイン 小嶋/兼光

後半 → http://hanjoukai.xsrv.jp/hanjoukai053101/

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