飲食業で「業種・業態」という言葉をよく使いますが、業種と業態とは、具体的にどう違うのでしょうか?復習してみましょう。

飲食店における業種とは、簡単に言うと「メインの商品による分け方」です。例えば、ラーメンがメインの商品であれば、ラーメン屋さん。焼鳥がメインの商品であれば、焼き鳥屋さんという分類です。

一方、業態というのは、売り方による分け方です。売り方とは、言い換えると、お客様の利用動機への対応です。

業態が、お客様の利用動機への対応による分け方ということは、違う業種でも同じ業態であれば競合店になるということです。

ランチを食べたいという利用動機に対して、お客様が食べたいものが決まっていなければ、ラーメン屋さんでもカレー屋さんでも競合店になり得るということです。

業種・業態の2つを比べると、今は、業態という発想の方が、繁盛するために大切です。なぜなら、今の時代、お客様は、空腹を満たすという理由よりも、様々な利用動機でお店を選ぶからです。

食べたいものが決まっていない場合、お客様がお店を選ぶ一番のポイントは、「予算内で食べられるか」、つまり、価格(HOW MUCH)です。

価格を決めるためには、「なぜ行くのか?」、つまり、利用動機(WHY)が必要になります。利用動機には、「誰がいくのか?もしくは、誰と行くのか?」(WHO)、「いつ行くのか?」(WHEN)、「どの場所の店に行くのか?」(WHERE)という要素が決まらなければなりません。

これらの要素で行くべき業態が決まり、何屋さんに行くのか?、どの店にどうやって行くのか?(WHAT・HOW)が決まります。

業態を具体的な項目で分けるとこの5W2Hに分類されます。そして、業種は、その中のWHATに当たります。

そして、今の時代に繁盛店を作るためには、業種発想より業態発想が大切ということを、再度、考えていただければと思います。

株式会社飲食店繁盛会
代表取締役 笠岡はじめ

 

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