餃子や焼売などの無人販売所。
気になっている方も多いと思いますので
「今から始めても大丈夫か?」についてお伝えさせていただきます。
 
まず、無人販売所を始めるにあたって
300万~500万程度の資金が必要となります。
 
通常の飲食店開業に比べてそこまで安くない投資ですね。
 
無人販売のメリットは開業資金を低く抑えるというより
ランニングコストを低く抑えられることにあります。
 
人手不足も関係ないので、
マンパワーも働きません。
 
食品を販売することは同じですが
飲食店とは似て非なるものとなり
収支構造も飲食店とは異なります。
 
まずここを理解しておく必要があります。
 
その上で投資回収を2年以内、
出来れば1年で回収できるのなら
試してみても良いかと思います。
 
無人販売はかねてからの懸念材料の
盗難が目立ち始めました。
 
盗難されることは百も承知で
盗難される被害(コスト)より
人を置くことのコストの方が
高いのでこれは大きな問題では無いといえます。
 
ここはあらかじめロスと考えておいた上で
投資回収できるかどうか。
 
500万なら単純計算で
月21万の利益が出れば2年で回収できます。
 
例えば、

餃子の原価は仕入れの場合1g1円程度とすると
20gの餃子30個で600円。
包材として30円。
1000円で販売で約63%の原価率となります。
 
そして経費として
必要な利益21万(利益も経費として考える)
家賃を20万、
駐車場1.5万×2
電気代5万
その他補充経費など諸経費10万
(減価償却は考えないで単純化しています)
 
経費が59万
 
100万の売上で
原価63万+経費(利益含む)59万で122万。
これでは2年回収できないですね。
 
150万の売上で
原価94.5万+経費(利益含む)59万で153.5万。
これくらいは必要だといえます。

1000円の商品が1500個の販売数が必要で
1日50個売れる必要がありますね。
 
これが15gの餃子で原価率を48%にしたとしても
100万の売上では足りません。
 
さらに仕入れでなくて自社製造の餃子を使用したとして
原価を20%に抑えたとしても
その裏には製造するために人件費がかかっています。
 
そして、もう既に餃子はレッドオーシャンとなっています。
 
原価を抑えた商品で継続して売れ続けることは
困難といえますし、仕入れコストの増加により
個人飲食店が戦うには難しいといえます。
 
それでも、やった方が良い場合もあります。
 
それは先述の例として挙げさせていただいた経費の
家賃や駐車場がかからない場合、
固定費が一気に下がりますので損益分岐点も下がります。
 
もう既に自社の敷地内や
駐車場の一部にプレハブを建てて行うことは
大いに考えられます。
 
それでも視認性が良いことや
国道沿いなどの交通量が見込めるなど
必要条件はあります。
 
まとめると、

無人販売を開業するか否かは、
・無人販売所の製造原価※は飲食店と別。50-60%を目安。
・自社の既存のリソース(敷地、駐車場、人件費など)の有効活用。
・投資回収は長くても2年以内。
この3つが重要となります。

※製造原価(製造にかかるすべてのコスト。人件費、原材料費、水光熱費など)
 
冷凍餃子も多くのスーパーやコンビニも
競合となりますし、
その大手と戦うために
同じことをしていても勝てません。
 
その値域でブランディングが出来ていて
そのあなたのブランド力で自社の既存のリソースを使用することが
この無人販売所を成功させるために必要だといえます。
 
その中で売上は最低でも100万/月。
製造原価60万
利益20万
家賃、駐車場、光熱費など含む諸経費20万以内
これを現実的にできるか試算してみてくださいね。
 
今日は無人販売所を検討しているのなら、
既存のリソースを有効活用できるのか?
それでどこまで損益分岐点を下げることができるのか?
これを考えてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^